IP無線とは、携帯電話のデータ回線を利用して送受信する無線通信システムのことで、
IP無線の端末のことを、【IP無線機】と言います。
〈IP→インターネット・プロトコル(Internet Protocol)の略称〉
IP無線はデータ回線によって音声データの送信を行います。
なので、通信範囲は日本全国!
今回から、そんなIP無線機のことを少し詳しく紹介していきますね。
≪IP無線機のメリットって?≫
①通信範囲が広い!
IP無線機は、携帯電話の通信網を利用します。
なので、携帯電話が利用できるエリアであれば、
どこでも利用できるのが最大のメリット。
屋内外での通信はもちろん、北海道から沖縄まで、
日本全国での通信ができます。
また、直接電波を飛ばす従来の無線機と違い、
携帯電話のデータ回線を使用するため、
障害物・遮蔽物の影響を受けにくいというメリットもあります。
②専用回線で混信しない!
特定のIPアドレスに、音声を直接送信しているため、
他の通信からの影響を受ける(混信する)ことがありません。
従来型の無線機を使用していると、
使用場所によっては、ほぼ全てのチャンネルが使用されていたり、
関係のないグループの音声や情報が入ってきてしまったり、
余計なトラブルを生むこともありました。
IP無線機なら、IPアドレスを使用して専用回線での通話ができるため、
混信せず、どんな場所・場面でも安心して利用できますよ。
③同時通話や多重通話も可能。
IP無線以外の多くの無線機は、交互通信(一方通行での会話)になるので、
一人が話し始めると、次の発信はその人が話し終わるまで待つ必要があります。
IP無線機なら、同時通話・多重通話が可能なので、話しが終わるまで待つ必要がなく、
電話と同じような感覚で通話することができます。
その為、緊急性の高い内容を、瞬時に発信したい場合、
割り込んで発信することができ、トラブルが発生した際などに、
すぐ対処することができる、というのもメリットの1つです。
このように、IP無線機はとても便利ですが、もちろんデメリットもあります。
次回、『IP無線機ってなに?② デメリットの話』で紹介していきますね。
↓インカム・トランシーバーのレンタルはこちらまで!
https://www.rental-musenki.com/
スタッフK