前回は、IP無線機についてや、
そのメリットについて、ご紹介しました。 →前回のお話はこちら!
IP無線機はもちろん、とても便利ではありますが、
メリットばかりではありません。
そこで今回は、デメリットについても説明していこうと思います。
≪IP無線機のデメリットって?≫
① 回線がつながらない場所では通信できない
IP無線機は、携帯電話のデータ回線を使用します。
これはメリットであると同時に、デメリットにもなりえます。
それが、
『携帯電話の電波が届かない場所では、全く役に立たない』
ということ。
このデメリットを防ぐためには、
実際に使用するエリアで、携帯電話が通じるかどうかの確認をする、
または、
エリア情報を確認し、通信可能かどうかの確認をする、
などを行うと良いでしょう。
事前にしっかり確認しておくことが大切です。
※携帯電話が利用できないエリアでの通信なら、
従来の業務用無線のほうが、連絡を取りやすいことがあります。
山奥など、携帯電話の電波が届かない場所では、
通信できないことが多くなりますので、ご注意ください。
② 人が多い場所では、繋がりにくいことがある
さてこちらも、携帯電話の回線を使用するためにおこるデメリット。
人が極端に密集しているエリアや災害時など、
パケット通信が集中するようなシーンでは“ビジー状態”となり、
通信ができなくなる場合があるのです。
例えば、渋谷のハロウィンイベントや大きな花火大会など、
半径数km程度の範囲に、数万人集まるようなイベントでは注意が必要です。
多くの人が携帯電話を使用すると、
その影響で、回線がビジー状態になることがあります。
その結果、通信が繋がりにくくなってしまうのです。
ただ、こういったケースはかなり特殊です。
マラソン大会程度の集まりなら、発生しにくいと考えて大丈夫ですよ。
③ コストが高め
IP無線機は、従来の無線機と比べると、
レンタル料金が少し高めに設定されていることが多いです。
その理由は、従来の無線機より、毎月のランニングコストがかかる為。
「使ってみたいけど、値段がちょっとなあ…」という方は、まずはご相談ください。
当社でレンタルを検討されている方なら、テスト使用も可能ですよ!
さて、次回はいよいよ最後のお話。
“IP無線機と携帯電話との違い”や、“どんな場面で活躍するのか?”、
その活用法について、ご紹介しますね! →次回はこちら!
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スタッフS