さてここまで、
IP無線機の“メリット”や“デメリット”について、お話をしてきました。
IP無線機のメリットやデメリットは、そのほとんどが
携帯電話のデータ回線を使用するためにおこるもの、でした。
「あれ?じゃあ、
IP無線機の代わりに携帯電話を使えばいいんじゃない?」
と思われる方もいるかもしれません。
そこで、IP無線機のご紹介 最終回となる今回は、
携帯電話との違いや、IP無線機だからこその良い所をお伝えします。
≪IP無線機と携帯電話の違い≫
① 複数の人と一度に通話することができる!
IP無線機と携帯電話の違い。
それは何といっても、
複数人と、それぞれ場所が違っても、“同時に”通話できることです。
携帯電話での通話は、原則、1対1です。
IP無線機なら、無線機さえあれば全員と“同時に”通話が可能であり、
それぞれが全く別の場所にいても、会話できます。
そのため、リアルタイムでの情報のやりとりが必要な場面では、
IP無線機の方が、タイムラグが少なく、スムーズに行うことができるのです。
② 通話方法がシンプル!
携帯電話も通信方法はシンプルで難しくはありませんが、
IP無線機はもっとシンプルです。
携帯電話の場合、相手の電話番号を入力して通話する必要がありますが、
IP無線機なら、ボタンを一つ押すだけですぐに通話に移行できます。
さらに携帯電話の場合、
相手が通話ボタンを押さなければ通信(会話)できませんが、
IP無線機は従来の無線機同様、
一方的に通信を開始することが可能です。
同時にグループ全員に情報共有がしたい時、
緊急性が高い時などは、
携帯電話よりもIP無線機の方が便利、と言えるかもしれませんね。
≪どんなところで活躍する?≫
すでに多方面で大活躍のIP無線機ですが、
そんな中でも特に活躍できるところを最後にご紹介します。
● マラソン大会や駅伝大会などの、広範囲での通信に!
IP無線機を使用する場合、その通信距離の長さを最も活かせるのが、
マラソン大会や駅伝大会といった、広範囲での通信を必要とするイベントです。
従来の簡易業務用無線機は、広範囲での使用の場合、
中間地点に人を置くなどすることで何とか通信していました。
しかしIP無線機ならその必要はなく、必要な人が必要なだけ無線機を持っていればOK。
人が多い場所でも、混信の心配なく通信できるので、
ストレスなく通信することできますよ。
● 大型商業施設などでも活躍!
大型のショッピングモールは、施設全体でかなりの距離があり、
且つ、フロアも分かれていることから、
簡易業務用無線機を使用しても、通信が行えない場所がありました。
IP無線機であれば、携帯電話の電波が届く場所であればどこでも通信可能なので、
大型ショッピングモールの運営事業者や警備員などにも便利に活用されています。
いかがでしたか?
とっても便利なIP無線機について、
少しでも皆様に知っていただけたら嬉しいです!
「使ってみたい」「もう少し詳しく聞きたい」という方は、
ぜひお気軽にお問合せ下さい!
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スタッフM