無線機(トランシーバー,インカム)を使用する時、耳にする『周波数』。
あまりわからなくても、レンタルして使う分には支障ありませんが、
少し説明してみたいと思います。
『周波数』というのは、1秒間に繰り返す電波の波の数のことです。
電波は、1秒間に何千、何万回という高速で、+と-が入れ替わる電気を
電線に流すことで、空間に広がっていきます。
1秒間に電波が何回、+と-が入れ替わりながら
振動するかを表すのが『周波数』です。
周波数の単位は『Hz(ヘルツ)』を使います。
周波数が異なると、電波の性質が変わります。
周波数が低いほど、電波は障害物の裏側にも周り込みやすく、遠くまで飛びますが、
多くの情報を載せることは難しくなります。
周波数が高いと、電波は直進性が高くなり、障害物を反射しやすくなるので、
遠くまで飛ばすことは難しくなりますが、多くの情報がのせられるようにもなります。
身近な電波を使っているものとしては、『携帯電話』があります。
携帯電話の周波数は、2GHz、1.7GHzなど。
周波数が高いので、多くの情報をのせることができますが、
基地局が遠い所では電波が届かず、使用できません。
特定小電力トランシーバーは、主に400MHz帯と呼ばれる帯域の周波数を使用します。
こちらも、比較的周波数が高いため、電波は直進性が高くなり、
障害物に弱い傾向にあります。
(どの程度の距離を飛ばせるかは、電波の強さによっても変わります。
電波の強さは「出力(W ワット)」で表し、数値が大きいほど離れた相手と通信ができます。)
無線機(トランシーバー,インカム)の通信では、
発信する人と受信する人の周波数を合わせることで、
音声のやりとりができる仕組みになっています。
無線機(トランシーバー,インカム)の場合、【周波数=チャンネル】です。
周波数をその都度合わせるのは大変ですが、
チャンネルごとに周波数が割り当てられているので、
チャンネルを合わせるだけで、周波数を合わせることができます。
私たちは、無線機(トランシーバー,インカム)のレンタルを利用されるお客様に、
「チャンネルを合わせてご使用下さい」とお伝えします。
チャンネルがバラバラだと、通信することができない為です。
(以前、それぞれが好きな数字のチャンネルを設定して、
全く通信ができなかった、と仰られた方もいました。)
また、「メーカーが違っても通信できるの?」と不安に思われる方もいますが、
メーカーが異なる場合でも、周波数帯が同じ機種であれば通信できます。
特定小電力トランシーバー同士、又は簡易登録型無線機同士であれば、
周波数帯が同じなので通信可能です。
※機種名等が分かればお調べします。お気軽にお問合せ下さい。
設定の仕方やチャンネル表示は、
メーカーによって異なるので確認が必要ですが、
お手持ちのトランシーバーと合わせて、
追加でレンタルしたいという場合にも、ぜひご相談下さいね。
その他にも、わからないことがあればお気軽にご相談下さい。
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